それをおまえが言うのか…中学に入っていきなりどんでん返されたハナシ【サイコパスなクラスのハナシ17】
↓この話の続きです
ひとつ前のおハナシは
春休みが終わって私たちは中学生になりました。
もちろん一番の関心事はクラスです。
私たちの小学校は全員が同じ中学に進学するんですよ…。
じゅんこをいじめていたボス女子K子も、取り巻きたちも、みんな一緒。
誰と同じクラスになるか、K子は何組なのか…。
二人ともK子とは別クラスになって一安心。
K子の縛りがなくなって、また三人組で仲良くなりました。
じゅんこもどんどん元気を取り戻し、前のようによく笑い、ふざけ、下品なことを言ったりするようになりました。
そしてSMAPの3on3の影響でw三人ともバスケ部に入った。
しかしこれ、運動音痴の私にはものすごい苦行でした…orz
ほんと後先考えないバカだなと…。
運動嫌いなうえにちょっとありえないレベルの運動音痴なのにバスケ部に入るとか暴挙以外の何物でもなかった…。
ただ、たまたま3年生の先輩に私とクロちゃんをすごく気に入ってくれた人がいて、すごく優しくしてもらったのがうれしかった。
それはもうほんとにほんとにうれしかったんですよ。
ただ、2年生に睨まれて3年生引退後にめちゃくちゃ居づらくなるんだけどね…。
まあ、そんなことはいいんですが。
バスケ部に入る子って基本的に気が強い子が多かったんですね…。
好き嫌いが激しくて、さらにそれに周りを巻き込もうとする。
さすがチームプレイ…。(?)
特に当時はやっていた「スラムダンク」の影響か、1年生が20人越えの大所帯。
その中でもおしゃれで前に出るタイプの子たちがメインメンバーみたいな感じになっていきました。
これ、その子いなくなると即座に悪口に切り替わるやつ…。
「カワイイ~とか言っちゃって、ホントは自分がカワイイと思ってんでしょアレ。そんな可愛くないから~お世辞ですから~バッカじゃないの?」みたいな…
残酷にもほどがある…。
そのへんは小学校と全然変わらないどころかひどくなってました。
それでも家が近所なので、帰りはいつもバスケ部の三人+αで一緒。
じゅんこはもう完全に以前のじゅんこでした。
K子は相変わらずでしたがクラスが違うので被害もなく、部活には可愛がってくれる先輩がいて、クラスも穏やかで、担任も学年で1、2を争ういい先生で……毎日とても楽しかったんです(部活はつらかったけど)。
そんなある日ですよ。
愛ちゃんというのは可愛い子でしたが、素朴なタイプで、素朴すぎてクスクスされる対象になりやすい子でした。
部活の中心メンバーの中では特に、そういう傾向が強かった。
私は好きだったけど…。愛ちゃん。
「ね、だからさ」
は…?
ちょ……
え…?
それ…
あんたが言うの…?
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