激しくなるいじめと私の黒歴史【サイコパスなクラスのハナシ13】
↓この話の続きです
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さあ、ひとりぼっちになったぞ…?【サイコパスなクラスのハナシ12】
じゅんこが入院・手術から復帰してから、それ以前のがぬるく感じるほどイジメは激しくなりました。
無視、悪口などは「それがいつも通り」みたいな感じになっており、持ち物や机にいたずらされることも増えました。
ギプスや松葉杖もK子たちにかかれば単なる相手の「弱み」でしかないわけで…
さらに面白がった男子もイジメに加わるようになりました。
男子のいじめはなぐる蹴るこそなかったものの、目の前で持ち物に狼藉を加えるとか、じゅんこ菌タッチー!とか…。
容赦なかったしあからさまでした。
いちいち噛みついてたけど、それもからかいのネタにするとかねー…。
さらに身の危険を感じることも…
シャレになんないですよ。
松葉杖の子相手に…。
それでさすがに恐ろしくなって、休み時間は屋上への階段とか職員玄関に避難したりしていたのですが、そうなると今度は休み時間のたびに机や椅子を拭くか消しゴムをかける羽目になる。
ちょっとしたスキにいろんなものがなくなったり壊されたり汚されたりしました。
とにかくひどくてひどくてひどくてひどかったですね…。
もちろん心配してくれる子もいましたが、女子のコミュニティ内のトラブルでは男子が味方になってくれても…まあ、あまり何かが変わることはないんですよね…。
ただ、このときは「敵にはならない」っていうだけでもかなりありがたい存在でした。
女子はいつだれがあっち側に寝返るかわからないから誰も信用できない…^^;
私にも小さいな嫌がらせはなくはなかったです。
じゅんこに盛大にやってるわりにはちっちぇえな!!と今なら笑い飛ばせますが、まあ、当時は本気で傷ついたよね…。
そんな毎日で調子乗りでおしゃべりで幼い(はしゃぎまわる)タイプだったじゅんこは
別人のように大人しくなりました。
まあ、そりゃそうだ…。
そして、自分の利益にならなくても相手を心配する態度が見られるようになった。
以前のじゅんこにはほぼなかったことでした。
今でこそ私より背が高くなったじゅんこですが、当時は華奢で小さくて、弱々しくて、ギプスに松葉杖で…
もうね、なんでもしてあげようと思った。
身代わりになってあげてもいいくらいに思ってた。
とにかく、じゅんこを笑顔にしてあげたかった…
正直、酔っぱらっていたんですよ、私は。
ヒロインよりヒーローになりたいタイプなんでしょうね。
そういう欲求を満たすのにはからずもこの状況はぴったりだったわけで…。
まあ、当時の私は1ミリも自覚してないし、そもそも目の前のことに必死でそんなこと考える余裕もなかったわけですが…。
わけですが、確実に「それ以外」のことは見えていませんでした。
カセットテープにSMAPの励ます系の歌(「笑顔の元気」とか「心の鏡」とか)をふきこんで
無記名でこれをじゅんこんちのポストに入れたりして…。
…気持ちワルイですね…。
…12歳ですから。
12歳。
ね^^;;
まあ、20年もたてばさすがに「かわいい黒歴史」ですよ…たぶん…^^;
酔ってたんですよ…。
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