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読書嫌いな子も夢中に!小5息子が何度も読み返しているオススメ本【高学年向け】

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こちらの記事で

 


漢字の学習の土台には読書が有効と書いたのですが、そもそも本を読むのが嫌いな子をどうやって読書に向かわせるか、頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。


特に男子。


女の子も本嫌いって子はもちろんいますが、特に男の子のお母さんからよく聞かれる「うちの子は本当に本を読まない」。


読書が嫌いというのはそもそも本当に「おもしろい!」と思った本に出会えていなかっただけという場合がほとんど。

おもしろければ、マンガでも本でもむさぼるように読むようになります!

 

そんなわけで、本好き小5の息子から、本が苦手な子向け、読書導入向け、本好きの子向けの3パターンで、小学生がハマる!面白いオススメ本を聞き出しましたのでご紹介します。

 

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小学校高学年くらいの子へのプレゼント等にもいいかと思いますよ~。

 

 

 

 

本が苦手な子向け3冊


本が苦手な子というのは、まず文字を読むのが嫌いなので、その嫌いな文字を読んだうえで新しい情報を処理するという作業をするのがたまらなくめんどうなんですよね。


なのですでに知っている内容だったり、絵で視覚的に理解できる工夫なりがあると楽しく読めることが多いです。

 

マンガが人気なのも視覚的にわかりやすいからですしね。

 


そんなわけで、「字が多いけれど内容はすでにだいたいわかっている」ものと、「絵で見てわかりやすいもの」をリストアップしました!


・絵で見てわかりやすい

「ざんねんないきもの事典」今泉 忠明、 下間 文恵

 これは続刊も出ている人気シリーズです。

生き物が好きならハマること間違いなし!

 息子のクラスでも流行っているようで、持ってきている子が何人もいるとか。

 

いろんな生き物のちょっとおとぼけ・間の抜けた習性や体の構造を紹介する本です。

 

ページごとにイラストが入っていて、そのイラストの意味を理解したくて思わず文章を読んでしまう作りになっています。


文章も、専門知識ながら淡々とした笑いがそこいらじゅうにちりばめてあるので、息子は爆笑しながら読んでいました。

 

コアリクイ…コアリクイが…かわいいwwww

あんたほんっとーに好きよね、これ。

 


・字が多いけれど内容はすでにだいたいわかっている

 

アニメや漫画のノベライズは読書の導入にもってこいです!

 

好きなキャラクターが活躍する小説なら、頭の中で想像もしやすいですし、物語世界にも引き込まれやすい。

それで本を読むのが楽しくなれば、他のものにも手を出せるようになります。

 

息子が今大好きなのはコレ!

境界のRINNEノベライズ版

現在3巻出ていて、これは1巻。

 

霊を成仏させる「死神」のリンネくんが、現世の高校に編入してドタバタするコメディです。


高橋留美子さんのマンガが原作で、最近までアニメもやっていました。 

うる星やつら」「らんま2/1」「犬夜叉」の作者と言ったらわかる方も多いのではないでしょうか。

 

やっぱり時代でしょうか、お色気(と暴力表現)はかなり封印されてる感あります(笑)

でもつねに時代の空気をつかんで面白いものを作るの、本当に高橋さんは本当に上手ですね。

 

息子のクラスでは「境界のRINNE」(アニメ)が流行っているようで、息子がノベライズ版を学校に持っていったら、普段本を毛嫌いしている男の子たちにも大人気だったそうです。

 

ユウキがもってっちゃってまだ返してもらってない~

明日返してって言ってみな?

 

名探偵コナン劇場版ノベライズ

言わずと知れた名探偵コナン

男の子はみんな大好きなんじゃないでしょうか?


小5くらいになると、そろそろコナンも卒業し始める頃ですが、小説版だとまた違った趣がありますし、なんていったって推理モノは読み始めると最後まで読みたくなっちゃいますからね!

 

これで推理モノにハマったら、「ホームズ」や「アガサ・クリスティー」なんかに移行すると世界が広がります!

 

映画は小説で読むことにしてるー

マンガだとかさばるしね~

 

他にも「怪盗ジョーカー」や

 

ワンピース

 

女の子ならきっとコレ!「12歳。」

 

 

好きなアニメや漫画があるならノベライズを探してみるのはオススメです!

アニメや漫画では見られないオリジナルストーリーのものや、描かれなかったことなどがあったりして、意外にすでに見たことあるものでも楽しめるんですよ。

 

 

読書導入向け・シリーズもの4つ!


ストーリー物のマンガを読んだり、ちょっとは本を読むけど、何かおもしろい本ないかな?という子向けのオススメがこちら。

 

ワクワクどきどき、物語の神髄に触れられるシリーズものです!


シリーズではありますが、どれも1巻からじゃなくてもだいじょうぶ

気になったところから手に取ってみるのをオススメします!


・「マジックツリーハウスシリーズ」メアリー・ポープ・オズボーン

歴史的史実あり、神話や伝説、有名な物語の世界あり…。

 

ハラハラドキドキ、ロマンと冒険がいっぱいつまったストーリーと、ジャックとアニー、それに魅力的な登場人物たちの関係がとても素晴らしい。

 

ものすごい巻数出ていていろんなバリエーションのお話があるので、好みのものから入れるのも魅力。

男の子も女の子もハマれます!


親としては歴史や古典などに触れる意味でもすごくいい作品です。

 

ツリーハウスってロマンだよね~!

ジャックとアニーの年を越えたときめっちゃショックだった…

あの子たち、7歳と9歳にしてはすごすぎだよね

 

 

・「シートン動物記」アーネスト・トムソン・シートン

これは子供のころ読んだ!という方も多いのではないでしょうか。

私も本が擦り切れるまで何度も何度も何度も読みました!

 

動物の生態や生き抜く技術、そこで生まれる、痛快だったり心温まったり悲壮だったりするドラマ…。

動物好きならハマること間違いなし!

 

動物たちのいとおしさとともに、自然の厳しさも教えてくれるシリーズです。


私たちが読んでいた頃のものは文体が堅く、また翻訳もの特有の言い回しなど読みづらい部分もありましたが、今はそれを改善した読みやすい文体のものが出ていますね。

 

動物と触れ合ってる感じを味わえる!

むしろ自分が動物になった気持ちになるよね!

 


・「笑い猫の5分間怪談シリーズ」那須田淳

息子激押しの怪談シリーズ

怖い話が読みたいならぜひ!

 

シリーズ全体を通して「笑い猫」というオバケが登場人物たちにちょっかいを出す、というストーリーがあり、その中で短い怪談をいくつも語るという、劇中劇のような構成です。


怪談自体はメジャーな感じのものが多いですが、内容は幽霊譚あり、妖怪譚あり、呪いやおまじない、人の欲望が招く怖い話や都市伝説もありとバラエティ豊か。

世にも奇妙な物語」みたいな雰囲気のものけっこうあります。


怪談自体は短いですし、その怪談が全体のストーリーにリンクしていくという面白さもあるのでどんどん読み進めてしまいます。

 

こわいというよりおもしろい感じで怪談が読めるよ!

なつかしい!この話!

 

 


・怪盗レッドシリーズ


これも息子がドはまりしているシリーズです。

怪盗ルパンみたいな痛快怪盗モノ。

 

学園ものでもあるので、友情あり家庭の事情や思春期特有の感情のもつれあり、キャラクターたちの個性の絡み合いあり…

楽しみどころが多いです。

 

怪盗ジョーカー」や「コナン」からこちらに移行するのもオススメ!

 

怪盗モノ好きだよね

脇役までキャラが立ってておもしろいんだよ!

 


本好きな子向け


もともと本が好きな子むけに、一般小説の児童小説版もご紹介します。

 

内容はほとんど変わりないのですが、字が大きめだったり、難しい言葉や表現を直してあったりと読みやすいように工夫されています。

 

小5くらいになると一般小説でも全然大丈夫な子もいると思いますが、まだまだ未完成な部分もあるので、一般書籍と児童書の間をつなぐものとしてとてもいいなと思っています。


・「世界から猫が消えたなら川村元気
・「世界から僕が消えたなら」涌井学川村元気

 


余命宣告された主人公の前に現れた死神は、世界からものを一つ消す代わりに1日寿命を延ばしてやると言いだした。

了承し寿命を延ばすことを選択する主人公だったが、ものを消すたびにそのモノにまつわる記憶も失われていき…?

 


これは佐藤健主演で映画になりましたよね。

不思議なタイトルですが、読むと納得です。


世界から猫が消えたなら」は、主人公は人間の男の子

「世界から僕が消えたなら」は、主人公の飼っている猫のキャベツが主人公です。

このふたつのお話は同じ時間軸を二つの視点から語っていく構成。


予想つきますよね…。

ハイ、泣きます。これは、泣きます。(予言)


「生きるってなに?」「人生の意味って?」ってことを考え始めるこの年代に、すごく刺さる内容だと思います。

 

……

泣くなし。

 

 


・「名探偵ホームズシリーズ」アーサー・コナン・ドイル

大人になってからハマった人も多いのではないでしょうか。

 

言わずと知れた、探偵小説というジャンルの先駆者、コナンドイル。

 

翻訳文体だったり時代背景だったりで、少し本を読みなれていないとちょっとつらいかもしれないですが、内容はやはり面白い!

ジュニア文庫版は多少読みやすくなっています

 

ちょっと難しかったけど面白かったよ!

アガサ・クリスティもおすすめだよ

 

・「ぼくらの七日間戦争宗田理


学校の横暴に反旗を翻す少年たちの大冒険。

反抗期に入る前に読んでおいてほしくて、息子の本棚に加えてあります。

きっとそのうち退屈したら読んでくれるでしょう…たぶんw


クラスで家出して廃ビルに立てこもるというダイナミックな犯行の仕方がこの時期に大きなカタルシスになるということもありますが、信念を貫くことの難しさ、それに伴う責任の話も出てくるバランスのいい物語だと思います。


やってみたくてもできないことをやってくれる!って、小説の醍醐味ですよね。


キャラクターたちも個性的で、それでいてそこいらにいそうな親近感があってとても魅力的。

気に入ったら、「ぼくら~」シリーズ読破もいいですね!

 

まだ読んでないなー

そのうち読んでよ。めっちゃ面白いから!

 

みなさんのオススメも教えて下さるとうれしいです!


小学校高学年というと、そろそろ親のおすすめも受け入れてくれず、自分の好みの本をどう探したらいいかもまだわからず…というところではないでしょうか。

 

直接「これ読みなさい!」と渡すのではなくて、興味を持ちそうな本を目に付くところにさりげなく置いておくとかすると、勝手に手に取ってくれるのではないかと思います。

(待ち時間はヤキモキしますがw)


私のオススメはどうしても自分が読んでいた古めのラインナップになりがちなので、みなさんやお子さんのオススメ本もよかったら教えてくださいね!

 

 

 

 

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