漢字の書き取りが苦手な子のための2つのコツ!効率的に100点とろう!
息子はとにかく書くのが嫌いで、漢字練習やドリルなんかが大っ嫌いだったんですよね。
新しい漢字はノートに1行ずつ書いてくる、なんて宿題が出た日には、集中しなくてダラダラ1時間もかけてやったりしていました。
それでカミナリを落とすこともしばしば…
学年が低いうちはそれでもまだいいのですが、学年が上がるごとにそれでは追いつかなくなってくるんですよね。
息子が小3の終わりから行っていた塾では、国語の授業のはじめに漢字テストがあるのですが、これ、毎週12,3個の漢字を覚えていかなければなりませんでした。
もちろん息子の点数はボロボロ。
こりゃマズイと思って、お説教などしてみたものの、そんなもんでできるようになるわけもありません。
家の雰囲気も最悪。
それで効率的に、できるだけ書く回数を減らして覚えることを研究しました。
結果、2週後からは毎回漢字テストの成績は1番。
本人も「この成績を抜かれたくない!」とがんばるようになりました。
こういうものって何度か悪い点を取ってしまうと、なんとなく「そういうキャラ」が固まってしまって、それがいつものことみたいな雰囲気になってしまうんですよね。
「漢字苦手キャラ」とか。
テストでいい点をとろう!というモチベーションもなくなってしまうという悪循環に入っちゃう。
漢字に限りませんが、勉強はがむしゃらにやるばっかりがすべてじゃないです。
楽にできることなら、楽にやったほうがいい。
というわけで何十回も書いたりしないで、できるだけ効率的に漢字を覚える方法をご紹介します!
何十回書いても「苦行した」ことしか頭に残らない
男の子って、字を書くの、すごい嫌がりません?
うちだけなんでしょうか…ほんっとーーにキライなんですよ。
書いても「とりあえずえんぴつをすべらせておきました」みたいななおざりさ…。
よく「新しい漢字10回ずつ書く!」なんてあるじゃないですか。
あんなの、やっても全然集中しないし、10回ずつ書き終わったころには、とにかく苦行が終わった!ってことしか頭に残っていません…。
漢字を覚えるにはコツがあります
でも、そういう子になんとしても字を叩き込まねばならない…
それには「いかに少ない回数で効率的に覚えるか?」に集中しました。
私自身は、国語も漢字も得意でした。
漢字なんて、確かに10回書けって言われたことはありましたが、書くころにはすでに覚えてしまっていたので、宿題でもない限りやったことありませんでした。
テストは100点がふつう。
何が違うのかな?と考えたら、覚えるのにはコツがあったんです。
それが「見ないで書くこと」と「使い方」で覚えること!
見ないで書く!
まずは形を覚えるために、正確に3回書き写します。(すでに形を知っている字ならとばしてもOK)
そうしたら、お手本を隠して書いてみます。
書けなかったらお手本を見てもOK。
でも書くときは、お手本は隠します。
隠したままで正確に書けたら、もうその字はOK!
熟語で覚える!
「OKっていったって、それだけでテストで点数とれないでしょ?」
その通りです。
でも、あとは何回書いても同じなんです。
息子もテストで点数が取れないと言っている子のノートを見たら「漢字一字だけいっぱい書いてあった」と言っていたことがありました。
それではテストになったら書けなくなっちゃうんですね。
そう、もう一つのコツは使いながら覚えるということ。
そもそも漢字は一字だけ書くなんてこと、まずないですよね。
文章や熟語の中で「使う」ものです。
「ドライバー」や「カナヅチ」の形を覚えたとしても、使い方がわからなければなんの役にも立ちません。
漢字もそれと同じで、こういうときにこの漢字ということが頭に入っていないと、いざテストとなっても出てこないんですよ。
そのためには「書き」のドリルを何回もやるのがいちばん!
漢字ドリルの効率的な使い方
よく「読み」と「書き」でまったく同じ問題になっているドリルがありますが(うちの学校で使っているものもそうです)、「読み」の部分は必要ありません。
使うのは「書き」のページだけ。
書けるのに読めない、なんてことまずないですよね。
書きの方だけやっていれば、自然と読み方なんて覚えてしまうものです。
で、「書き」の問題だけ、ノートに答えを書いていきます。
ですが、やっぱり一回じゃ全問正解は無理です。
むしろまだ数回しか書いていない漢字。
半分以上間違いでも全然大丈夫。
間違った問題は、ノートに正しい答えを書き込みます。
正解だったものだけ、ドリルの問番号の上にマルを書いておきましょう。
字の形自体が全然思い出せなかったものは、お手本を見てから隠して書く、をもう一回やってみましょう。
余裕があるなら、答え合わせは国語辞典or漢字辞典でやる、というふうにするとすごく力がつきます。
(が、本気で苦手な子は嫌になっちゃうので、この辺はその子に合わせて選んでみてください)
で、次からやるのは、〇がついていないものだけ。
何度かやるうちに、すべての問題に〇がつきます。
そうしたらもうその単元は合格!
もちろんこの工程は一日でやる必要はありません。
何日かに分けてもOK。
でも漢字は継続して使うこともとても大事。
普段から「この漢字は習ったよね?」というつっこみを入れたり、テスト形式のプリントなどで復習したりするのも大切です。
余力があるなら強力な復習方法もあります
うちで一番効力を発揮し、またちょっと手間のかかった方法です。
今までの方法をやっていて余力があるのでしたら、『「書き」の問題をすべてひらがなにして、習った漢字はすべて書くテスト』が効果がありました。
例えば「絵画をのうひんする」という問題文なら「かいがをのうひんする」として、もう習った「絵画」も問題にしちゃう。
こうすると今学年の学習をしながら、前学年の漢字もランダムに復習できますし、「漢字を使う習慣」も少しずつですが身についてきます。
ただし、こういうスタイルの問題集ってないんですよねー…。
うちは結局エクセルで自分で作りました。
文字を打つだけですが、若干手間ではありました^^;
ただ、一度作ってしまえばプリントアウトして何度も使えますし、なんなら手書きだってかまわないので、余裕のある時にはやってみるのもいいかと思います。
兄弟がいるなら、一度作ればみんな使えますしね!
漢字を覚える下地として読書が大事な理由
漢字でも英語なんでもそうなんですが、「初めて見たもの」と「なんか見たことあるもの」では頭に入る速さが全然違うんですよね。
だから、普段から漢字を目にする機会を増やすというのも、漢字を覚えるのにすごく重要なんです。
それにはやっぱり、読書が大事。
なにも難しいものじゃなくていいんです。
「名探偵コナン小説版」とかでも全然OK。
(あれけっこう侮れないですよ。専門知識とかも出てくるし)
物語にあまり興味を示さない子なら、小学生新聞や図鑑など、なんでもいいと思います。
大事なのは文字(漢字)に日頃からどれだけふれているか?ですから。
ぼくのオススメ本も紹介するよ!
勉強は楽しくやるのがコツ
めんどうなことはだれでもやりたくないもの。
効率的にやって楽できるんならそのほうがいいです。
効率的にやるほうが、余計な情報が入らない分、ちゃんと頭に入るということも往々にしてあるんですよね。
ズラズラ字を書くのが嫌いな子に特に相性のいい方法なので、ぜひ親子でストレスのない時間を手に入れてくださいね。
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