サイコパスな担任Hのハナシ⑥~反撃の方法なんか知らなかった
今までの経緯は
5年生も終わりに近づいてくると私たちはにわかに不安になりました。
うちの学校は5年生~6年生ではクラス替えもありませんし、通常担任が変わることもないんです。
ということは、もう一年担任Hと過ごさなければならないということ…。
クラスの中でいじめがあってもなんとか頭寄せ合って反撃の方法を探っていました。
議題はもはや「どうやったら担任Hを辞めさせられるか」
本気でした。
でもどうしたらいいのかいいかさっぱりわからなかった。
クラスメイトも口々にHを罵るだけで有効な対策なんて全然思いつきませんでした。
図書室から「教育指導要領」の載った本を借りてきて、どこか違反がないか探したり、自然物から作れる毒薬(オイw)を調べたりしてましたね…。
(せめて教育六法だったらなにか解決策があったかもしれないのに…。)
子供電話相談にかけた子もいました。
でも「その先生にもいいところがあるから探してごらん」とか言われて終わり。
親に言ったって
まともに聞いてもらえない。
子供たちも「不快だ」「おかしい」「イヤだ」と思っていても、それが「どれほどのこと」なのかはわからないわけです。
渦中にいるとそれが常識なのか非常識なのか本当にわからないんですよ。
しかもセクハラも暴力も精神的圧迫も、障害児の子への虐待も、今まで他のクラスの先生に訴えてきたけれど全く何も起こらなかった。
そもそもそういうことがたいして問題にならない時代だったというのもありますが。
じゃあ何を訴えればいいのか?
「テストの不正なら聞いてもらえるのじゃないか?」
担任Hは学年のなかば頃から、うちのクラスのテストのときだけ、テストをやる直前に黒板に答えを書いていました。
で、5分たったら消して、テストをやるんですよ。
最低はてめーーーだよ!!!
……ふう。
これね、最初の最初は、勉強があまり得意でない子たちは喜んでいたんです。
でも答えだけ書いてあっても脈略のない文字列ですから、そうそう全部覚えられるもんじゃないんですよね。
しかもこれでテストの点がとれてなかった日には
こうですからね。
勉強苦手な子もこれ、嫌がっていました。
あぁ、ちなみにできててもこうです。
私は後半、わざとらしく書いた答えを見てないアピールしてからテスト受けたりとかしてました。
まあ、無駄なんだけどね。
担任Hはなんでこんなことしてたのか?っていうと……実はいまだによくわからないのですが、教員としての評価のためですかね??
だったら、隣のクラスの社会(Hの受け持ち)のテストでも同じようにやらないと意味ないんじゃないかと思うのですが、うちのクラスでしかやってなかったんですよね~。
ということは…他のクラスや先生にバレたらヤバいってことなんじゃない??
そんな経緯があったものですから、これならいけるかもしれない、と思ったんですよ。
それでみんなで頭を寄せ合って、作戦を練りました。
とにかく、こちらが真剣で、ただの反抗期のワガママじゃなくて聞くに値する話なんだってことをわかってもらわないといけない。
というわけで、クラスの比較的「優等生」と先生に思われているだろう子供たち、男女混合7、8人くらいで教務主任に直談判しに行ったんです。
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