サイコパスな担任Hのハナシ④~障害のある子への態度
今までの経緯は
サイコパスな担任Hのハナシ①~片鱗がみえたとき
サイコパスな担任Hのハナシ②~ひいきか断絶作戦か?
サイコパスな担任Hのハナシ③~セクハラ
※四半世紀前の話です。
そのへん加味して読んでいただけると幸いです。
うちのクラスには知的障害のある子がいました。
この子、叩いたりの暴力はないのですが常にヨダレが垂れてて、ヨダレで机に絵を描いてるみたいな状態で。
ちょっと目を離すと
ランドセルやえんぴつを舐めまわしてヨダレでベタベタにしてしまうので、申し訳ないけど正直すごく嫌でした。
あと、鼻くそくっつけてきたりとか…。
前の小学校にも発達障害の子がいましたが、ヨダレや汚物の処理を子供がやらなきゃいけないような状態ではなく、なごやかな空気だったんですよね。
みんなその子には丁寧に接していたし、私もその子と関わるのが嫌ではなかった。
なんならお手伝いをかって出ていました。
という経緯があって、その流れで最初はなんとなくタカくんのお世話係の一人としてかなり頻繁に隣の席になっていました。
例によって担任が手出しすることはほとんどなく、女子の手のあいている子がお世話することが多かったですがまあ、
大変でしたよね…。
男子なんかはもう存在を無視するか
こうなるかのどっちか。
時代もあると思います。
どうすればいいのか、障害がどういうものなのか、誰も知らなかったですしね…。
担任Hも、確かにこの子には手がかかるというのはわかりますが…
(まあ、手がかかる、というほど面倒見ちゃいませんでしたが…)
こんなことはしょっちゅうでした。
今だったら大問題ですよね…。
まあ、噛みつくよね、さすがに。
また別のときは、子供たちにプリントを配ってやらせておいて、タカくんに関わるのかと思えば
いやもう、もはや怖いです。
ホラーですよ…。
さすがにこれは子供たちも抗議したのですが
なんていうんでしょうね、担任Hは物腰は柔らかくて基本は丁寧なんですよ。
だからこそ怖いんだけど…。
だからなのか、この子も暴力を振るわれるときはおびえているけど、こういうときはちょっとうれしそうというか…。
「優しくされている」と思っちゃうのかニコニコしてるんですよね…。
当時は障害への理解なんて全然なかったし、なんなら障害=知的障害で、その特性なんて考えられてすらいなかったんですよね。
お題目のように障害児には「優しくして」「優しくして」と言われ、全部我慢しろと言われ、あとは放置。
それが当時の通級だったのです。
(もちろん担任がちゃんと介入なり介助の仕方を考えていたクラスはうまく回っていたのですが)
子供たちもどう対応していいかわからないし、この担任の態度に空恐ろしいものを感じてはいても、そこは個人差程度のもので、「でもたしかに本当のことだよな」と笑う向きも(かなり)あったんです。
誰もこれをどう対処していいのかわからなかった。
という話を息子にしたら真っ青になってました。
だよね、そうだよね。
教育というものがちゃんと進歩してるなという気がしてうれしいですよ…。
わたしも今の時代に産まれたかったな…。
つぎのおハナシは
サイコパスな担任Hのハナシ⑤~先生に訴えてもムダだった - コドモモ!
転校生を経験したハナシ
特別支援クラスの子のハナシ①~こうちゃんはズルい!?【不登校にっき52】
特別支援クラスの子のハナシ②~そしてやっぱり問題は起きる【不登校にっき53】