サイコパスな担任Hのハナシ⑨~6年生の始業式
今までの経緯は
学年最初の始業式といば、クラス発表と担任発表。
担任Hは前年着任したばかりなので、当然離任者に名前はありませんでした。
うちの学校では5年生から6年生にあがるときにはクラス替えも原則担任の変更もありません。
だけど、先生にも訴えた。
問題も起こしまくった。
もしかして万に一つでも、担任が変わる可能性にかけるしかありませんでした。
春休みは集まった友達とよく祈ってた…。
始業式って、
こういう儀式、ありません?
担任が発表されるごとに、該当クラスの子が「ワーーーー!」って拍手したりして担任を歓迎するっていう。
低学年はポカーンですが、中学年~高学年になるとそういう空気を読むようになって、だいたいどのクラスでもやってたんですよね。
隣のクラスが発表されて、担任変わらずでワーーーッ!と盛り上がっているとき、うちのクラスは女子の全員と男子も半数以上が、両手を組み合わせて悲壮な顔で祈っていました。
担任Hになりませんようになりませんようになりませんように…
担任変わりますように変わりますように変わりますように…
そして発表…
大ブーイングw
それはそれは、どのクラスの歓声よりも大きな。
中には悲壮な叫びすら混じっていました。
本当に泣き出す子もいました。
事情がわからない低学年はギョッとしていて、いろいろわかってる同学年の子たちからはひたすら同情されました。
教室戻ったらかなりの数の子が泣いてました。
私も泣きそうになった。
そしてその後の時間、Hはヘソを曲げて教室に来ませんでした。
全校生徒、全先生たちの前でのブーイングはさすがに恥だったようですねー。
しかし誰もそれを気にも留めない。
結局学年主任が、教室に来て
担任Hに謝りなさいって。
このとき職員室でどんなやりとりがあったのか考えるとちょっと笑える…
すでにクソガキ化していた私たちはもうどうにでもなれと思ってました。
だれも行こうとしないw
結局、面倒見のいい子が不本意ながらも行くハメになっていました。
で、Hはエラソーに帰ってきたんですが、開口一番は
そりゃこっちのセリフだよっていうね。
そして、覚えてたよ。
覚えててこうやって書いてるよザマアミロ。(変わってない…w)
予想はしていたけど、覚悟ができていなかった最悪の幕開けでした。
しょっぱなから絶望しかない。
小学生の1年ってほんと、絶望的に長いんですよ。
5年生になってからここまでだって十二分に長かった。
この先の一年間は(最初からわかってるぶん)それよりさらに長いんです。
もうイヤだった。
もう、もう、本当に嫌だった。
学校に行かないという選択肢はありませんでした。
母は精神的に不安定なうえ努力教信奉者なので、登校拒否とか絶対に認めないし、もし私がそうなったら発狂するでしょう。
(そもそも当時、不登校という概念がなかった)
そうなると被害をこうむるのは私です。
どっちにしろ最悪しかないんなら、もう、楽になってもよくない?
ねえ…
もう、よくない…?
私の住んでいたマンションは5階建てですが、上からのぞきこんだらけっこう高かったです。
そういえば私、高所恐怖症だったw
そのまま2時間くらい迷いましたが、結局家に帰りました。
つぎのおハナシは
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